進撃の巨人第1話より ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は「ワンピース」と「進撃の巨人」における「世界観」について、その共通点と相違点をエニアグラム分析します
作品の共通点
まずは両作品の共通点から見てみましょう
それは「主人公が”夢と冒険”を求めて外の世界へ飛び出すストーリーである事」
エース:「いいかルフィ おれ達は絶対にくいのない様に生きるんだ!!いつか必ず海へ出て!!思いのままに生きよう!!誰よりも自由に!!!」
ワンピース第503話より (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
エレン:「知りたいんだ
外の世界がどうなっているのか
何も知らずに一生 壁の中で過ごすなんて嫌だ!!」
進撃の巨人第1話より ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
タイプ7(楽天家)のこだわりは「楽しさ・夢・冒険」
彼らは今いる世界に留まる事ができません、外に広がる夢と冒険の世界に憧れる心を抑えられないのです
何故タイプ7のキャラクターはこんなにも外に出たがるのでしょうか?
その理由は前回記事で解説していますので、興味がある方はこちらで確認してみてください
作品の相違点
では作品の相違点についてはどうでしょうか?
2つの作品の違いは一言で言うと、その世界観が「外向的」か「内向的」かの違いとなります
「ワンピース」は【外向的】
「進撃の巨人」は【内向的】
もう少し詳しく説明しましょう
エニアグラム的な分析を行うと同じタイプ7でも「ワンピース」の世界観はタイプ6寄りのもの、「進撃の巨人」の世界観はタイプ8寄りなものになります
(ネコ矢印は「ねこ画伯コハクちゃん」 無料イラストから使用させてもらいました)
この違いをウィングと呼び、タイプ6寄りの性格を7w6、タイプ8寄りの性格を7w8と表します
2つの性格は以下の特徴を持っています
7w6【エンターテーナー】(ワンピース)
【外向的】
・エネルギーに溢れ生産的で陽気
・人生はよいものであり、生きていることは喜びであるという信念を持つ
・好奇心があって創造的
・すぐれたユーモア感覚を持つ、弁が立つ
・w8より前向き
・頭の回転が早い
・協調性があり、組織力がある
・変化を求める
・人付き合いが得意
・エンターテインメントの世界に向いている
・概して生産的ですが、焦点を失い、散漫にもなりかねません
・w8より最後までやりきる力が弱い
・不安であるほど活発で、躁的で神経質な様子になる
・強烈な体験を求める
・多くの場合、親密な相手がいるか探している
・ひとりでいることが好きでない
・よりよい条件のものに移りたいという欲求と、つながりを失う恐れとの間の葛藤がよく生じている
・不安や秘めた劣等感によるアルコールや薬物などの乱用もあるかもしれない
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
7w8【現実主義者(リアリスト)】 (進撃の巨人)
【内向的】
・真に世界を楽しみ、もっとも広い意味で「物質主義的」である
・迅速かつ意欲的
・人生で欲しいと思っているものを何としてでも手に入れようと心に決めている
・戦略的に考え、自分の力量や手段を速やかに駆使して欲求を追求する
・気取らず現実的で、タフな心の持ち主
・ユーモア感覚は辛口
・大胆な感じ
・一度に多くの事柄をこなす
・押しが強く、自分自身のニーズに応えようとする衝動と意志力を持つ
・w6より仕事中毒の傾向がある
・所有物や体験を蓄積したいという強い欲求を持つ
・人と繋がるよりも、出来事を引き起こすことに重きを置く
・人間関係には実利的な傾向がある
(ロマンティックな空想の存在ではなく、実際のパートナーを求める)
・ひとりでいる事を恐れない
・自分自身の期待や許容範囲がはっきりしている
・素直であるが、無遠慮であったり、人を押しのけても自分が欲しいものを手に入れることになりかねない
・w6の子供っぽい興奮とは対象的に、すさんだり、無情になることがある
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
「ワンピース」の世界はタイプ6寄り
タイプ6のこだわりは「ルール・堅実・責任感」
タイプ6特有の「不安感」から7w6のキャラクターは「人との繋がり」を重視する傾向にあり、人と繋がる必要から「明るいユーモア感覚」を持っています
7w8(進撃の巨人)に比べて以下の特徴があります
①「人付合いが得意で仲間との協調性を大事にする」
②「明るいユーモア感覚を持つ」
③「7w8より最後までやりきる力が弱い」
「進撃の巨人」の世界はタイプ8寄り
タイプ8のこだわりは「力・戦い・義理人情」
タイプ8特有の「力強さ」を持ち、自分を貫きます
その為、「一人でいる事を恐れず」、目標に向かって行動します
7w6(ワンピース)に比べて以下の特徴があります
①「人付合いは苦手、ひとりでいる事を恐れない」
②「ユーモア感覚は辛口」
③「人生で欲しいと思っているものを何としてでも手に入れようと心に決めている」
同じタイプ7でもウィングが異なるとこんなに違ってくるのが面白い所でもあり、分析が難しい所
エニアグラムを学び始めの時はウィングに惑わされずに、根源的な性格のみに注目(タイプ7の場合「楽しさ・夢・冒険」)する事をオススメします
【タイプ7的世界観の主な作品】
おまけとして他の作品をウィングで分けてみました
ちょっと自信がないものもありますが、まとめて見る事でウィングの違いについてイメージがより良く掴めると嬉しく思います
7w6【エンターテーナー】
【 外向的:活発で、みんなでいる事を好む】
①「人付合いが得意で仲間との協調性を大事にする」
②「明るいユーモア感覚を持つ」
③「7w8より最後までやりきる力が弱い」
フッリプフラッパーズ
など
7w8【現実主義者(リアリスト)】
【 内向的:おとなしめで、一人でいる事を好む】
①「人付合いは苦手、ひとりでいる事を恐れない」
②「ユーモア感覚は辛口」
③「人生で欲しいと思っているものを何としてでも手に入れようと心に決めている」
プラネット・ウィズ
など
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【参考資料(兼オススメ本)】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
中古価格 |
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
【エニアグラムについてより詳しく知りたい方はこちら】
【タイプ7についてより詳しく知りたい方はこちら】
【他のタイプのウイングについて知りたい方はこちら】