機動戦士ガンダム 29話「ジャブローに散る!」より © 創通・サンライズ
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がんべあです
第3回目の今回はアムロ、ウッディ、マチルダの3人にスポットを当てて考察していきます
機動戦士ガンダム 29話「ジャブローに散る!」より © 創通・サンライズ
【第1回目の記事はこちら】
アムロ、ウッディ、マチルダの関係
ウッディとマチルダは婚約者同士
敵の支配地域で孤軍奮闘するホワイトベースに危険を顧みず補給物資を届けてくれたのがマチルダ・アジャン
彼女の毅然とした美しい姿にアムロは憧れをいだきます
しかしマチルダは激戦の中、ホワイトベースを守るために壮絶な最後を迎えてしまいます
その後、オデッサ、大西洋の戦いを経てようやく連邦軍最大の基地ジャブローに到着したホワイトベース
マチルダを死なせてしまったと言う後悔を抱えたままのアムロはジャブローの連邦軍基地でマチルダの婚約者ウッディ大尉と出会います
エニアグラムでの分析
アムロ・ウッディ・マチルダの3人の性格はエニアグラムでは下記の様に表されます
アムロ タイプ6
こだわり=【ルール・堅実・責任感】
「絆の人」「心配性の人」
機動戦士ガンダム 29話「ジャブローに散る!」より © 創通・サンライズ
ウッディ タイプ9
こだわり=【平和・安らぎ・マイペース】
「寛容な人」「怠惰な人」
機動戦士ガンダム 29話「ジャブローに散る!」より © 創通・サンライズ
マチルダ タイプ3
こだわり=【名誉・目標の達成・ステイタス】
「進取の人」「見栄っ張りな人」
アムロはマチルダに憧れ、マチルダはウッディ、ウッディはアムロに心が惹かれる関係
タイプ3-6-9の三角関係のお話となっています
この形を紹介するのはこれで3回目、主人公の周りに同じ関係を何度も繰り返す事で、まるで螺旋階段を上がって行くように「少しずつ主人公が成長していく過程」を丁寧に描いています
心の安定(成長)と不安定(闇落ち)
タイプ6のアムロはタイプ9のウッディと会う事で心の安定(成長)方向に導かれます
ウッディ:「自惚れるんじゃない アムロ君!! ガンダム一機の働きでマチルダが助けられたり、戦争が勝てるなどというほど甘いものではないんだぞ!」
アムロ:「で、でも…」
ウッディ:「パイロットはその時の戦いに全力を尽くして 後悔する様な戦い方をしなければ それでいい」
アムロ:「…はい」
ウッディ:「私はマチルダが手をかけたこのホワイトベースを愛している だから、この修理に全力をかけている」
アムロ:「は…はい」
ウッディ:「それがお互いの任務さ…」
機動戦士ガンダム 29話「ジャブローに散る!」より © 創通・サンライズ
まとめ
「それがお互いの任務さ…」
ウッディ大尉の名セリフ
人は一人で何でもできる訳ではない
今、目の前にある事を淡々と一生懸命やる
そうやって一人一人の小さな頑張りが集まって世の中は動いていく
ウッディ大尉との出会いによってアムロはタイプ9的な良さ学び、また一つ大きな成長をするのです
タイプ6が質的に良くなると、タイプ9の長所を身につけるので、タイプ9は成長の方向になります。タイプ6が成長すると、精神が安定して物事に適切に対処できるようになります。また、仲間を大切にして暖かく誠実に付き合うので、好人物と評価されて、自信と余裕を持つことができます。そして、率先して仕事や役割を請け負って、仲間のために心を砕き骨をおるようになります。また、経験を積んで思慮深さが増すので、自分をうまくコントロールできるようになり、誰に対しても穏やかで寛容に向き合い、全てに我慢強くなります。
(「究極のエニアグラム」竜頭万里子著 P203より)
本来の性格が「心配性でいつも周りを気にしてビクビクしている」タイプ6はタイプ9の長所である「落ち着き」を学ぶ事で正しい成長を得る事ができます
その成長の過程を緻密なドラマの積み重ねによってリアルに描いた「機動戦士ガンダム」
富野監督の創る人間ドラマは本当に素晴らしいと思います
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
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