【推しの子】第2期 第7話より ©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
こんにちは
エニアグラムの世界へようこそ。
アニメ大好き
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は「【推しの子】」に登場する黒川 あかね。
エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります。
黒川 あかねはどの様な「困難」に追い詰められていて、その困難に対応する為にどう「性格が変化」したのでしょうか。詳しく検証していきます。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
黒川 あかねの性格変化について
黒川 あかねの性格が変化した理由。その理由はタイプ6w5の基本ストーリーから推測できます。
6w5(守る人)が主人公のお話は以下の構成となっています。
6w5:「現実の物質(や関係)」を守っていた主人公が「それを守るべき理由」を見つけ出す。
【6w5が主人公のお話のパターン】
「【推しの子】第2期」黒川 あかねのストーリーは6w5の基本パターンを周到したお話となっています。
では詳しく解説を始めましょう。
【黒川 あかね(くろかわ あかね)】(表の性格:タイプ6w5)
黒川 あかね:「アクア君の好みの女の子 やってみるね」
【黒川 あかね(くろかわ あかね)】(裏の性格:タイプ1w2)
黒川 あかね:「15才くらいの頃から破滅的行動に改善が見られる いい出会いがあったのかなぁ」
黒川 あかねの表の性格
黒川 あかねは元々「気が弱く穏やか」な性格。6w5(守る人)は何かを守ろうとする性格ですが、自分自身が何をしたいのかは分かりません。
黒川 あかね:「あたしにはできないよ あたし人見知りだし 怖がりだし 何にもできないし…」
あかねが「守ってきたもの」それは有馬かなへの憧れでした。
あかねの母:「あかねは本当にかなちゃんが大好きねぇ」
あかね:「だってすごいんだよ 10秒で泣ける天才子役なんだよ」
【黒川 あかね(表):タイプ6w5(守る人)】
自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)な性格。
6w5は目の前の状況に上手く対応する事は得意ですが、自分が行っている行動の理由(大儀)を見つける事は苦手。
しかしある事情から黒川 あかねは裏の性格と変化します。
黒川 あかねの裏の性格
あかねの裏の性格は「気が強く冷静」な性格。
表と裏の性格は正反対。
黒川 あかね:「そんなのダメだよ そんな演技違うよ 私が大好きだったかなちゃんはもっと身勝手で 圧倒的な役者だったよ」
【黒川 あかね(裏):タイプ1w2(擁護者)】
黒川 あかね(裏)は自分の行動の理由(大儀)を見つける事を得意としています。
基本的に真面目で理想を求める(タイプ1)完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする(タイプ2)性格。
黒川 あかねが裏の性格となった理由、それは「有馬かなの気持ちを理解したい」から。
自分の意志を持たずにただ憧れ(有馬 かな)に向かって進んでいたあかね。しかしあかねはその憧れ(有馬 かな)に裏切られてしまいます。
黒川 あかね:「ちがうよ ちがうでしょ かなちゃん ホントはそんな事思ってないでしょ 演技がどうでもいいなんて だってかなちゃんは…」
自分が守ってきた憧れを失った黒川 あかねは裏の性格となり自分自身の中に「自分が生きる為の理由」を見つけ出そうとするのです。
黒川 あかね:(どうして どうしてそんな事言うの 解らないから 沢山勉強したよ 今ならかなちゃんがどうしてあんな事言ったか ちょっとだけ解るよ…)
「【推しの子】第2期」のお話構成
裏の性格となって有馬かなの気持ちを理解しようとする黒川 あかね。しかし裏の性格は付け焼刃的なもので、有馬かなとの関係は悪くなる一方。あかねの心はどんどん不安定(タイプ6の悪い所)なものになっていきます。
あかね(タイプ6:主人公)にとってかな(タイプ3:ヒロイン)は闇落ち方向。成長を伴わずに無理に助けようとすると自分も闇落ちしてしまいます。
そんな中、黒川 あかねはアクア(タイプ9:主人公を導く者)と出会います。
アクア:「落ち着け 俺は敵じゃない 頼むから落ち着いてくれ」
あかねはアクア(タイプ9:主人公を導く者)と出会う事で安定さ(タイプ9の良さ)を得る事で正常な道へと進み出す事ができます。
【アクア / 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)】(タイプ9w1):主人公を導く者
表の性格のままでは「自分の存在理由」を導きだす事はできません。しかし裏の性格が独自に導き出した「自分の存在理由」もまた不完全なもの、応急処置にしかなりません。
有馬 かな:「ほら 照らしてあげるから もっと輝きな」
黒川 あかね:(違うよ そうじゃない どうしてそんな演技するの? わたしはかなちゃんと真正面からやりたかっただけなのに そんな演技させるつもりじゃなかったのに)
黒川 あかねには表(テーゼ)と裏(アンチテーゼ)の性格が共に手を取り合って導き出す第3の道(ジンテーゼ)が必要。そしてそれにはアクア(タイプ9:主人公を導く者)の導きが必要となのです。
あかね:「あたしが勝ちたいのはそういうかなちゃんじゃない 本気のかなちゃんに勝ちたいの」
アクア:「そうか だったら前に引き釣り出すぞ 俺たちで」
今日はここまで。
この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【こちらの記事もどうぞ】
【参考資料】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
中古価格 |
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
「スバルの性格分析ブログ」
「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。