【推しの子】第16話より ©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
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先週放映された【推しの子】17話『成長』めちゃくちゃ面白かったですね。激アツ展開に心が痺れました。
今回はその【推しの子】17話で活躍した主人公鳴嶋 メルトと裏の主人公鴨志田 朔夜について考察します。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
【推しの子】第2期PV
【鳴嶋 メルト:タイプ8w7(一匹狼)】
タイプ8w7は「自分の運命は自分で決めると言う強い意思と実行力(タイプ8)」を持つ、それに加えて「楽しさ・夢・冒険を追い求める(タイプ7)」性格。
【鴨志田 朔夜:タイプ3w4(専門家)】
タイプ3w4は見た目を気にする成功志向で、実際的(タイプ3)、それに加えて「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとする(タイプ4)性格。
2人の性格は正反対、裏と表の関係となっています。
鳴嶋 メルト(8w7)のストーリー
8w7(一匹狼)のお話の基本形は「自身を信じて」生きてきた主人公が壁にあたり「実力(既存社会で認められる分野の技能・地位)」を手に入れる事で前に進もうとするお話。
鳴嶋 メルトのお話は8w7(一匹狼)のストーリー展開に沿ったものになっています。
鳴嶋 メルト:(適当にやっていても大体の事が上手くいって 周りが何か期待してるし 金無いし バイトはだるいし ま 適当にやりゃあいいだろう そんな風に思っていて…)
8w7は前人未到の荒野に踏み出す「一匹狼」になり、荒野に踏み出すために自分の勘を信じて進む。しかし実力不足から望む道に進めないことがあり、その獲得には「裏の主人公(3w4)」との相互理解が必要となる。
裏の主人公の役割は主人公を否定する事。
鴨志田 朔夜:(マジで素人に毛が生えた程度の演技じゃねえか こっちがレベル合わせなきゃダメかぁ うぜぇ マジで消えてくれよぉ 何の苦労もしないで顔だけで仕事取ってる下手くそはよぉ)
メルト:(分っている 俺が下手くそなのは分っている あの演技を見た時から)
3w4(専門家:プロフェッショナル)は既存社会で認められる分野の「専門家」となり、分野を極めるために地道な努力を積む性格。
実力不足によって壁に当たったメルトは裏の性格(3w4)となり、役者(専門家)を極める為の地道な努力を積んでいきます。
有馬 かな:「あんた意外と体力あるのね」
メルト:「レッスンをお願いしている講師が 役者はまず体力って だから取りあえず毎日走ってる 今日あま終わってからずっと」
主人公(メルト)を導く者
しかし本来8w7(表)と3w4(裏)の性格は相反するもの。そのままでは相互理解する事はできません。何故メルトは相反する裏の性格を自分の中に取り入れる事ができたのでしょうか。
その理由は吉祥寺 頼子の存在にあります。
【吉祥寺 頼子(きちじょうじ よりこ):タイプ2w1(尽くす人)】
2w1は弱きものを「助ける(守る)(タイプ2)」為に「正義(タイプ1)」を教示する性格。2w3よりも内向的。裏方で働くことを好み、真面目で面倒見が良い。
タイプ8の成長方向はタイプ2(慈善家)。
タイプ2の長所は「人の気持ちを大切にして尽くす事」。
メルトは過去の自分のダメな演技によって周りの人たちや原作者(吉祥寺 頼子)の心を深く傷つけた事を悔やんでいます。
メルト:「何だよ その間は まあ 分かるけどな ろくに演技できない奴いて 今日あまの悪夢が再びって思ってるんだろ」
メルト:(違ったんじゃねえの 俺が最初から本気で挑んでたら この作品は もっと いいものに…)
メルトは「今日あま」の原作者、吉祥寺 頼子(主人公を導く者)に対する後悔を糧に裏の性格の長所(既存社会で認められる分野の「専門家」となり、分野を極めるために地道な努力を積む)を学び、成長する事ができるのです。
メルトに対するヒロインと【推しの子】の今後の展開
ヒロインとは主人公の憧れであり、助け出すべき存在。
メルト(主人公)に対するヒロインは鏑木 勝也であり、アクア(の裏性格)。
【鏑木 勝也(かぶらぎ まさや):タイプ5w4(偶像破壊者)】
5w4は独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)、それに加えて「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとする(タイプ4)性格。
【アクア / 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん):裏・タイプ5w4(偶像破壊者)】
5w4は独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)、それに加えて「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとする(タイプ4)性格。
来週からはアクア(裏)のお話に入ると思われます。17話を見ているとメルトはアクアのアドバイスによって助けられた様に見えますが、実は今後の展開の中でアクア(裏)の方こそがメルトの頑張りによって大きく助けられる物語の構成となのだと推測できます。
また今の所、鏑木 勝也の過去は深く描かれていませんが、彼もまた挫折を抱えており、メルトの頑張りによって助けれる展開になるのでしょう。
黒川あかねの時もそうでしたが、モブキャラの一人だと思っていたメルトが、アクア(裏)や鏑木 勝也との関係に大きく関わる事から、ここに来て本編における重要人物の一人に加わってくる展開が予想できます。
メルト:「客に舐められているって言うのは 客が油断してるって事でもある これはエンタメの基本だから覚えて置け(中略)完全に下手だと舐めてた役者がいきなりめちゃくちゃ凄い事始めたら激アツだろ」
あかねと言いメルトといい、ダメキャラだと思って舐めていたキャラクターがいきなり凄い事してくるのは正にエンタメの基本通りの展開。
ほんと激アツで感動しました。
今日はここまで。
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。