この素晴らしい世界に祝福を! 3 第11話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
こんにちは
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がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は「この素晴らしい世界に祝福を!」に登場するララティーナ/ダクネス。彼女の性格は表と裏で大きく変化します。詳しく分析していきましょう。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
この素晴らしい世界に祝福を!のストーリー
不慮の事故で命を落とした高校生の佐藤和真(カズマ)は、天界で女神アクアに異世界への転移を持ちかけられる。彼女は「異世界には望むものを1つだけ持っていける」と特典を持ち出しながら異世界転移を勧誘する。しかし、アクアがカズマを小馬鹿にして笑い転げていたことから、カズマは腹いせに「異世界に持っていくモノ」としてアクアを指定し、転移に巻き込む。こうして、アクアを連れて異世界「アクセルの街」に降り立ったカズマは、運勢だけが異常にいい平凡な冒険者となり、運勢と知性は低いがそれ以外の全ステータスが高いアクアはアークプリーストとなる。その後、爆裂魔法の使い手だが1発撃つと動けなくなるアークウィザードめぐみんと、見た目は美女だが妄想癖のあるマゾヒストで攻撃が全く当たらない変態クルセイダーダクネスを仲間に加えて、彼女らの問題行動に振り回される日々を送ることになる。しかし、想像以上に留まるところを知らない彼女らの問題行動は、魔王軍とのトラブルや、大悪魔とのモテ期相談、悪徳領主との金の殴り合い、最後は女神の家出など、さまざまな波乱にカズマを巻き込んでいく。
(ウィキペディアより)
表の姿:ララティーナ(6w5)
表の性格のララティーナは貴族の世界で模範的な令嬢として暮らしていました。しかし今の自分ではない新しい自分を見つけたいと思っています。
6w5(守る人)は心配性のお嬢様、何かを守りたい性格。
【ララティーナ】(タイプ6w5:主人公)
タイプ6w5(守る人)は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)な性格。
6w7より集中力に優れているが、関心事は狭まる。往々にして、不利な立場にある人やグループの代弁をしたり擁護をする。
この素晴らしい世界に祝福を! 3 第11話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
貴族A:「おお お美しい あなたの美しさに比べれば 100年に一度咲くと言う月光下草ですら霞んでしまう」
貴族B:「確かに」
ララティーナ:「お上手です事」
この素晴らしい世界に祝福を! 3 第3話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
裏の姿:ダクネス(1w2)
新しい本当の自分を見つける為にララティーナは冒険者ダクネスとなり、性格が1w2(擁護者)に変化します。
1w2は現実世界の中で理想を追い求める生真面目で不器用な性格。
【ダクネス】(タイプ1w2:裏の主人公)
1w2は基本的に真面目で理想を求める(タイプ1)完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする(タイプ2)性格。
1w9より現実にかかわりをもつことを好む。気性が激しく、行動的。
この素晴らしい世界に祝福を! 第3話より ©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
ララティーナが貴族社会の中で自分の居場所(ダスティネス家)を守る為に日々を過ごしている状態なのに対してダクネスは冒険者の世界に飛び出して自分が守るべき者を見つけようと行動しています。
ダクネス:「いや 私など ただ硬いだけの女だ 誰かの壁になって守る事しかできない」
この素晴らしい世界に祝福を! 第3話より ©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
ララティーナとダクネスは正反対の性格ですが、どちらも社会的に必要なものを守るために正しさを武器にしている似たもの同士でもあります。違いは、守りたいもの。
表6w5(ララティーナ):金銭などの物質を「守り」、その物質の安全性を確保する。
裏1w2(ダクネス):思想などの概念を「擁護」し、その思想の正当性を主張する。
ララティーナ/ダクネスは「お互いの足りない所を補い合う」理想的な「表と裏の主人公」関係。
2人の成長の為には「お互いの良い所」を学び身に付けていく必要があります。
主人公と裏の主人公のお話のガイドライン
6w5(主人公)のお話は通常以下の流れとなっています。
【ストーリーライン(世界観)】
6w5(守る人):「現実の物質(や関係)」を守っていた主人公が「それを守るべき理由」を見つけ出す。
ララティーナは日々を無難に過ごしており、何が何でも自分が守りたいと言うものは持っていません。
そんなララティーナが冒険者の世界に飛び込み、カズマとの交流を通じて「真に自分が守りたいもの」を見つけるのが物語の第一段階。
そして物語の第二段階では「自分がそれを何故守りたいのか」の意味を見出していく。
それがララティーナの基本ストーリー。
ララティーナ/ダクネスにとっての「主人公を導く者」
ララティーナ(表)とダクネス(裏)は相反する性格、水と油の関係。2人が理解し合う為には第3のキーキャラクター「主人公を導く者」の導きが必要となります。
ララティーナにとっての「主人公を導く者」はカズマ。
カズマ(タイプ9w8:主人公を導く者)
9w8(調停者)はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます(タイプ8)。
9w1より社交的。人と仕事をするのを好む。この素晴らしい世界に祝福を! 3 第8話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
異なる世界にいたララティーナ/ダクネスはカズマの導きによって自分が本当に守りたいものを見つける事ができます。
カズマ:「念願のヒュドラが討伐された気分はどうだ これでぐっすり寝むれそうか?」
ララティーナ/ダクネス:「ああ おかげで色んなものがふっきれた 自分が何を悩んでいたのか馬鹿らしく思えるほどにな だがそれはヒュドラが倒されたからではないぞ 私はこの街の連中が好きだと言う事を改めて自覚した もう迷いは無い」
カズマ:「お前たまに恥ずかしい事を平気で言うよな」
この素晴らしい世界に祝福を! 3 第8話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
ララティーナは貴族の娘として流れのままに生きてきました。そんなララティーナはダクネスとして冒険者の世界に飛び出す事で、自分が守りたいもの(領地で暮らす人々を守りたいと思っている事)を見つける事ができます。
ララティーナ/ダクネスにとっての「ヒロイン」
「この素晴らしい世界に祝福を!」のお話はララティーナ/ダクネスが最終的に助け出すべき「ヒロイン」はめぐみんと言うキャラクター構成となっています。
めぐみん(タイプ3w4:ヒロイン)
3w4(プロフェッショナル)は見た目を気にする成功志向で、実際的(タイプ3)、それに加えて「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとする(タイプ4)性格。
3w2より有能で落ち着いた様子を見せるが、非社交的。この素晴らしい世界に祝福を! 3 第1話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
ララティーナ/ダクネスがめぐみん(ヒロイン)を助けるお話はまだ描かれていませんが、今後そう言う展開になるのではと予想しています。
このすばは表面上はおバカなお話なのですが、芯の所でキャラクターの成長をしっかりと描いているのが魅力。かぐや様は告らせたいのテイストを思い出しました。
この素晴らしい世界に祝福を! 3 第11話より ©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【6w5が主人公のお話のパターン】
【参考資料】
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。