ソード・オラトリア 第1話より ©大森藤ノ・SBクリエイティブ/ソード・オラトリア製作委員会
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がんべあです。
最近「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（以下ダンまち）」にハマっています。
「ダンまち」では神様を中心にして神の恩恵を受けた人間の子供たちがファミリアと言う集まりを形成しています。
ダンまちに登場する沢山のファミリアはどれも魅力的。以前に主人公の所属するヘスティアファミリアの分析をしました。
今回は主人公の憧れロキファミリアのメンバーをエニアグラムを使って考察していきます。
【ヘスティアファミリアの考察】
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のお話
円形都市オラリオとその地下に広がるダンジョンを主な舞台とした神の眷族が織り成すファンタジー作品。本編は駆け出しの冒険者である主人公ベル・クラネルがオラリオで出会ったヒロインたちを救い、仲間との絆を育みながら英雄へと成長する物語である。外伝『ソード・オラトリア』は本作品のヒロインであるアイズ・ヴァレンシュタインがあまりにも強過ぎて、本編で全ての出番を奪いかねないことから、その実力を遺憾なく発揮できる場として企画された派生作品であり、『ファミリアクロニクル』シリーズは本編と外伝で掘り起こしきれない多くのキャラクターたちの過去を描くための作品である。
（ウィキペディアより）
ロキファミリアの冒険者たち
今回はロキファミリアの活躍を中心に描かれたダンまち外伝「ソード・オラトリア」からの引用を多用しています。
「ソード・オラトリア」ではメイン主人公のアイズとサブ主人公のレフィーヤ。影の主人公でありロキ・ファミリアの団長フィンの3名を中心として物語が展開されています。
「ソード・オラトリア」のメイン主人公
【アイズ・ヴァレンシュタイン】（タイプ1ｗ9）
「ソード・オラトリア」のサブ主人公
【レフィーヤ・ウィリディス】（タイプ7ｗ8）
「ソード・オラトリア」の影の主人公
【フィン・ディムナ】（タイプ3ｗ2）
①アイズの性格とその人物関係
アイズ・ヴァレンシュタイン性格は1ｗ9（理想主義者）
タイプ1w9は基本的に真面目で理想を求める（タイプ1）完璧主義者、それに加えてもの静かで内向的な（タイプ9）性格。
1ｗ2より穏やかでこだわりが少ない。一人でいるのを好む。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ 第1話より ©大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち製作委員会
アイズの周りのキャラクター構成はダンまちのメイン主人公ベル・クラネル関係の人物が多く関わっています。
※印はヘスティアファミリアのメンバー達。
私のブログで「ヒロイン」とは俗に言う意味とは異なり女性とは限りません。（自然や思想など人間ですらない場合もあります。）
ヒロインは主人公の憧れであると同時に最終的に攻略（救い出す）すべき存在（宿敵として描かれる場合も有）。
【ロキ】（タイプ7ｗ6）
【ストーリーライン（世界観）】
1ｗ9：「理想の世界」にいた主人公が「目の前の世界の現実的な問題」の解決を行う事になる。
②レフィーヤの性格とその人物関係
アイズがベル（ヘスティアファミリア）とのお話に大きく関わっているのに対し、レフィーヤは純粋にロキファミリアの中で成長していくキャラクターとして描かれています。ある意味レフィーヤの方がロキファミリアのお話のメイン主人公と言ってもいい存在なのかもしれません。
レフィーヤ・ウィリンディスの性格は7ｗ8（現実主義者）
タイプ7w8は基本的に明るく人生を楽しみたい（タイプ7）タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む（タイプ8）性格。
ティオナ：「レフィーヤ ほんとに好きだよね アイズの事」
レフィーヤ：「はい アイズさんは強くて優しくて美しくて 完璧です！」
レフィーヤを取り巻く人物関係は以下の様になっています。
レフィーヤに対する裏の性格のキャラクターは団長のフィン。そして彼女の憧れと成長方向には裏表のアイズが配置されており、ロキファミリアの主人公に相応しい配置となっています。
【ストーリーライン（世界観）】
7ｗ8：「現実」の利益を得る為に勝利できる戦略を練ってきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「人々の賞賛」を得ようとする。
レフィーヤのお話は一人で頑張ってきた主人公が壁にあたり、周りの仲間達との信頼関係を築く事によってその問題を解決していくストーリー構成となっています。
③フィンの性格とその人物関係
ロキファミリアの団長、フィン・ディムナの性格は3ｗ2（魅了する人）
タイプ3w2（魅了する人）は基本的に目立ちたがり屋（タイプ3）の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き（タイプ2）な面があります。
3ｗ4より人と親密でいたいという衝動を持っていますが、ときに、より充実した私生活や家庭的安定の代わりに、公的な生活やそこで認められることを選びます。感情に動かされやすくのびのびしている。
フィン：「アイズ 君は強い だが僕らは一人で戦っている訳じゃない 他のものに危険が及ぶこともあるし 君の行動はファミリアに影響を与えるんだ それを覚えてもらわないと困る」
フィンを取り巻く人物関係は以下の様になっています。
主人公：フィン・ディムナ
主人公の憧れ（ヒロイン）：ガレス・ランドロック
主人公を導く者：リヴェリア・リヨス・アールヴ
裏の主人公：レフィーヤ・ウィリンディス
【ガレス・ランドロック】
（タイプ9ｗ8：主人公の憧れ）
【リヴェリア・リヨス・アールヴ】
（タイプ6ｗ5：主人公を導く者）
【レフィーヤ・ウィリディス】
（タイプ7ｗ8：裏の主人公）
レフィーヤをロキファミリアのお話の表の主人公とするとフィンは裏の主人公の位置にいます。
【ストーリーライン（世界観）】
3ｗ2のお話（世界観）は「人々からの賞賛を得るふるまい」をしてきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「自分自身が関心のあるふるまい」を見つけようとする。
フィンはオラリオの最大派閥の一つロキファミリアを率いる為にひたすら人々の賞賛を得る行為を行ってきました。そんな彼が壁にあたり、自分自身の関心を見つける事で問題を解決するお話。それがフィンのストーリーとなります。
子供の世界と大人の世界が交わるお話
最近私は物語構成で「子供の世界と大人の世界が交わるお話」と言う仮説を立てて考察しています。
「子供の世界」と「大人の世界」が交わるストーリーとは「挫折を知らない子供たちの三角関係」と「挫折を知った大人たちの三角関係」の合計6名が織りなすストーリー。
レフィーヤ（タイプ7ｗ8：子供）とフィン（タイプ3ｗ2：大人）は正にこの関係となっています。詳しくは上のリンク記事をご覧ください。
その他のメンバー達
ヒリュテ姉妹（6ｗ7/2ｗ1）は裏表の関係となっています。
【ティオネ・ヒリュテ】（タイプ6ｗ7）
【ティオナ・ヒリュテ】（タイプ2ｗ1）
2人の関係は「ひぐらしのなく頃に」に登場する園崎 魅音と園崎 詩音と同じ関係となっています。
姉のティオネは団長のフィンに憧れを持っています。そして同時にフィンに対する「主人公を導く者」の存在。フィンの成長に大きく関わっていくキャラクターとなっています。
最後に紹介するベートは妹のティオナと強い関係。
ベートは「レフィーヤの第二段階の成長を導く者」。ティオナは「レフィーヤの第三段階の成長を導く者」の位置となっています。
【ベート・ローガ】（タイプ8ｗ7）
今回はロキファミリアのメインキャラクターについて考察を行いましたが、実に計算された人物関係で構成されている事が分ります。
ダンまちには多くの他のファミリアが登場しますが、どれも良く考えられた人物構成となっていて実に楽しいのです。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。
