がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

物語の書き方 ストーリー構成を学ぼう アニメ「モブサイコ100Ⅱ 第6話と7話」を13フェイズで分析する

f:id:gunber:20200914144152j:plainモブサイコ100Ⅱ 第6話より ©ONE・小学館/「モブサイコ100 Ⅱ」製作委員会

 

こんにちは

楽しくないと生きていけない

がんべあです

 

モブサイコ100Ⅱ、今回も面白かったですね

観てる最中のドキドキと観終わった後の爽快感!

とっても素晴らしい作品が見れた私は幸せ者です

 

今回はモブサイコ100Ⅱ 第6話「孤独なホワイティー 」と第7話「追い込み ~正体~」を13フェイズ分析してみます

 

www.youtube.com

 

ネタバレなので気を付けてくださいね

 

初めての方へ

このブログは創作活動をしている人に向けて物語の作り方である「13フェイズ」理論とキャラクターの作り方「エニアグラム」理論を紹介するページです

創作をしていない人でも気軽に読んでいただければと思います

 

モブサイコ100Ⅱ第4話・5話のストーリー構造

 

沢山ある「物語パターンの一つ」として「13フェイズに従った物語創り」というものがあります

モブサイコ100Ⅱ第6話・第7話は前後編、合わせて一つのお話

13フェイズの法則に従ってきっちりと創られています

 

13フェイズ理論によってお話を追いかけてみましょう

 ①【日常】

モブの能力に助けられながら除霊稼業に励む今回の主人公、霊幻新隆(れいげん あらたか)

 


 

②【事件】

モブとのケンカ分かれ

 

霊幻:「成長しねぁな、お前はよぉ」

 


 

③【決意】

モブ無しで除霊稼業を続ける事を決意する霊幻

 

霊幻:「この家業は元々俺の身一つで成立してきたんだ。モブがいなくて困ることなんてあるか?」

 


 

④【困難】

モブが、友達と楽しそうに話をしながら歩いているのを見る

落ち込む霊幻、自分には友達と呼べる存在がいない

 

霊幻:「この状況はまずい…まずい流れに乗ろうとしている…この俺が…

この俺…?そもそも俺は…俺は…何だ?」

 

「俺もなるしかない…何者かに!」

 


 

⑤【助け】

「霊幻持ち前の能力(洗練された振る舞い・努力・順応性)」

 


 

⑥【成長】

持ち前の能力(洗練された振る舞い・努力・順応性)をフルに使い、どんどん知名度を挙げていく霊幻

 

ナレーション《この成功をきっかけに事務所の名前はどんどん話題になっていった》

 


 

⑦【転換】

知名度が上がった霊幻はついに全国放送のテレビに出演する事になる

 

しかしそれは霊幻に恨みを持つ浄堂の罠

全国放送で霊幻のインチキさが放送される結果になってしまう

(中盤のクライマックス)

 


 

⑧【試練】

全国テレビでインチキが公開された霊幻

今まで努力して積み上げてきたもの、自身の能力が全否定される

 

その後、ネットで晒し者にされ、自宅前には大勢のTV局の取材陣の姿が

 

TV曲取材陣:「あなたには説明責任があると思いませんか!」

 


 

⑨【破滅】

記者会見を開くことになる霊幻

会見会場で霊幻は言葉に詰まり、黙り込んでしまう

 

 霊幻:「俺はなぜ霊能者として生きているんだ?儲かってないし面倒事も多い

 


 

⑩【契機】

モブとの出会いを思い出す霊幻

 

霊幻:「その時俺はその少年に憧れを抱いてたんだ。俺も何かを掴みたかった。特別な何かになりたかった

 

 


 

⑪【対決】

モブに対する行為を振り返り、自身の心と闘う霊幻

 

霊幻:「 あの時酷い事言っちまったな。あいつは変わりたいのに囲い込もうとしてしまった」

 


 

⑫【排除】(問題の解決)

モブに対して素直な気持ちをつぶやく霊幻

 

 霊幻:(なぁ…モブ。見てるか?)

「成長したな。お前」

 


 

⑬【満足】

 会見会場を突然襲う、怪奇現象

慌てふためく記者たちを尻目に落ち着いて会場を去る霊幻

 

そしてモブとの再開

感動のシーン、是非放送で確認してください

 


 

 13フェイズでは物語は中盤(第7フェイズ)のクライマックス(カバードピーク)を境に大きく変化します

 

前半、主人公霊幻は「自身の能力」に「助けられて」成長します

 

しかし後半は本当の成長の為に霊幻は「自身の能力」ではなく「本当の自分の力」で成長しなければならないのです

 

第4・5話感想

 

痛々しくて辛いお話でした

しかしそれがある分、最期の爽快感はたまらないものがありました

 

13フェイズ分析をしていて、最初は第5フェイズの「助け」が誰なのか見当がつきませんでした

しかし何回か見返している内に気づけました

 

「霊幻先生自身の能力」こそが「助け」なのだと

 

「絵がかける」「足が速い」「記憶力が優れている」などの自分の能力

これは実は「本当の自分」ではなく、自分を「助けてくれる」存在

 

そう言った自分の能力の助け無しで、いかに成長ができるのか

それこそが、本当の成長なのだと気付かされました

 

 

エニアグラムに観ると

主人公の霊幻先生はタイプ3

タイプ3の成長方向は【タイプ6】

 

見栄っ張りで感情に振り回されやすいタイプ3は、タイプ6の「仲間を大切にした行動と思慮深さ」から学ぶ事が成長への第一歩となります

 

「人々を信頼して共に行動しよう」

 

それがタイプ3キャラクターの成長の第一歩に繋がります

【参照記事】

gunber.hatenablog.com


 

満足しまくりのお話でした!

 

今回はここまで


この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!

 

モブサイコ100Ⅱの過去記事はこちらから】

gunber.hatenablog.com

gunber.hatenablog.com

 


【13フェイズについて興味がある人は下記の記事も読んでいただけると嬉しいです】

gunber.hatenablog.com

gunber.hatenablog.com

gunber.hatenablog.com

gunber.hatenablog.com

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gunber.hatenablog.com